2023.08.19
白髪をきれいに保ちたいけれど、繰り返し染めることで髪にどんなことが起きているのかは、意外と知る機会が少ないものです。仕組みを少し知っておくと、次に染めるまでの過ごし方や、染める範囲の決め方が考えやすくなります。
染まるときに髪の中で起きていること
一般的なヘアカラー(酸化染毛剤)は、アルカリの働きで髪をふくらませ、過酸化水素がメラニンを脱色しながら、染料が酸化して発色する仕組みです。髪色のもとになるメラニンは、髪の大部分を占めるコルテックスという内部組織に沈着しているため、染める処理は表面だけでなく内側にまで届くことになります。仕組み上、髪への負担がまったくないわけではない、と知っておくと対策も立てやすくなります。
また、酸化の作用によって、髪の表面を覆うキューティクルが欠けたり、その最表面にある脂質(18-MEA)が失われてシステイン酸という物質が生じることが知られています。キューティクルはまず脂質の層から失われ、進むと内側のタンパク質の層にも及び、なめらかさが落ちていきます。表面が薄くなると内部の成分も外に出やすくなります。
ツヤの見え方にも関わります
髪の内部に微細な空洞が増えると光が散らばり、ツヤや色の鮮やかさが落ちて見えることが研究で示されています。コルテックス内の脂質が減るとしなやかさが損なわれ、ごわつきを感じることもあります。せっかく入れた色をきれいに見せるには、髪の内側の状態も関わってくるわけです。
負担を重ねすぎないための順番
毎回すべてを同じように染めなくてよい場合もあります。次の順に考えてみてください。
- 根元の伸びを見る。髪は1日に約0.3mm、1か月で約8〜10mm伸びるとされ、前回からの日数の目安になります。
- 毛先の色を見る。色がまだ落ち着いていれば、根元中心で足りることもあります。
- 全体の色をそろえたいときや、伸びが大きいときは全体染めを選ぶ。
- 次の予定(行事や写真を撮る日)から逆算して、染める日を決めておく。
当店では根元の白髪が気になる部分だけを染めるリタッチ(約2cmまでの根元が目安)と、髪全体を染める全体染めをご用意しています。根元と毛先で異なるカラー剤を使い分け、自然な仕上がりを目指しています。
家でできる、色を保つ心がけ
- 洗うお湯はぬるめにして、地肌を指の腹でやさしく洗う
- タオルで水分をしっかり取ってから乾かし、生乾きで寝ない
- ドライヤーは根元から風を当て、同じ場所に当て続けない
- 日差しの強い時期は帽子や日傘を使う
ご来店の前に
名古屋市北区の白髪染め専門店カラーのちから 北区如来店は、愛知県名古屋市北区如来町90-1にございます。駐車場は完備、営業は9:00〜17:00(月〜土)、日曜は定休です。白髪染めからシャンプーまでを行い、ブローはご自身でしていただくかたちで、乾かす時間を含めて約60分が目安です。カットは行っておりません。料金は根元染め2,750円からで、ご予約優先制となっています。ご予約はWEB予約、LINE、お電話(052-990-4588)で承ります。
頭皮が敏感で気になる方にはパッチテストを行っています。アレルギーがある方は、あらかじめお知らせください。気になることがありましたら、ご予約の際やご来店時にお尋ねください。
参考にした情報
- 髪の毛を染めるしくみ ―ヘアカラーリング剤―(jcia.org)
https://www.jcia.org/user/public/knowledge/explain/hair-coloring - ヘアカラーリングABC 髪の基礎知識(jhcia.org)
https://www.jhcia.org/haircolor-abc/about.html - 酸化ダメージからキューティクルを保護する新技術を確立(arimino.co.jp)
https://www.arimino.co.jp/news/lab/38373/ - 表面補修|花王の髪と頭皮の研究と技術|花王株式会社 ヘアケアサイト(kao.com)
https://www.kao.com/jp/haircare/technology/12-2/ - 内部補修|花王の髪と頭皮の研究と技術|花王株式会社 ヘアケアサイト(kao.com)
https://www.kao.com/jp/haircare/technology/12-1/

